教育を良くする神奈川県民の会

総合的教育指針の改善


神奈川県の総合的教育指針の改善(平成24年度〜27年度)

(1)「かながわ教育ビジョン」の見直し及び教育振興基本計画の策定
   @「かながわ教育ビジョン」には、教育基本法改正の主旨が反映されておらず、また、一つにまとまった形での「神奈川県教育振興基本計画」がないという問題もあり神奈川県教育委員会とは意見交換を重ねてきました。
   A平成26年に「かながわ教育ビジョンの見直し及び神奈川県教育振興基本計画の策定について」の請願を提出しました。請願は不採択となりましたが、教育基本法とは表現は異なるが方向性は一致しているなどと苦しい言い訳をしています。また、教育振興基本計画については位置付けを明確にすることを約束しました。

      「かながわ教育ビジョン」の見直し


   Bその後も県議会へ陳情を提出(継続審査となり県議会任期満了に伴い廃案)したり、かながわ教育フォーラムへ参加して意見表明を行いました。その結果、平成27年10月に改訂された「かながわ教育ビジョン」には「規範意識と公共の精神の醸成」「かながわの伝統文化の継承」「家庭教育への理解・支援」「道徳教育の取り組みの推進」などが反映されました。また、教育振興基本計画についてはホームページ上で位置付けが明確にされました。

     http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f460068/

(2)「かながわ教育大綱」の策定(平成27年度)
   @教育委員会制度の改革により、県知事主導で策定される「かながわ教育大綱」の原案には教育基本法改正の主旨の反映が希薄でした。
   A県議会「総務政策常任委員会」での松田良昭県議(自民党)の質問により、「公共の精神」「道徳教育」「伝統文化」等の追加修正がされました。